各高専の動き活発化 第二回全国高専交流会報告書公開統一された運動目指す 望まれる交流会の公認学生会活動の躍進を目指す伊藤執行部は十月十四、十 内高専執行部会議について」「第二回高専交流会報告五日の二日にわたり「道内高専学生会活動の状況」「道書」を全学生に配付した。この中で「交流会報告書」は今年の夏、東京において交流会、芝生討論会が全国二十高専の学生代表の参加のもとに開かれたことを報告している。討論の内容は学生会活動、検閲、寮問題、専学連結成などが中心、各高専の現状報告を混じえた活発な討論がなされた。特に専学連結成は各高専ともその必要性を認め当面の課題であることを確認した。今後、不満多苫小牧工業高等専門学校学生会新聞班『苫髙専にしき丘』七号一九六八年一二月学生会執行部発表不満多い現状の打開い高専の現状を打開することを目指して意見の交換や統一された運動がおこなわれることが予想されるが、本校では今のところ目立った動きはない。執行部が配付した印刷物の中で特に注目されるのは、全国の高専が結集して専学連(仮称)をつくろうとする動きのあることや、検閲に対する各高専学生会の実情が書かれた「第二回高専交流会報告書」である。昨年から問題になっている「検閲」とは、学生会が他高専との連絡をとる場合に必ず学生主事を通さなければならないことを意味している。もちろん、検閲という言い方は学生会がその行為に怒りを感じてそうよんでいるもので、学校側にいわせると学生会はあくまで学校の指導下にあるのだから、学生会がどのような行動をしているかを知るのは当然であるとしている。送られてくる手紙が学生会宛のものにもかかわらず、学生主事の手によって封を切られるのは学生会にとって釈然としないのも無理のないことである。手紙の封が宛てた学生会の目〈中略〉各高専学生会の動き第2部 教育 第8章 高等教育14 1016
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