緊急の課題である。五六年度から始めた入学選抜における推薦制の導入は、この課題解決の方策の一つである。地域性の色濃い反面、高専の国際的性格についても認識を新たにする必要がある。卒業生で海外に派遣され、いわば世界的規模で活躍しているものもかなりいる。語学の要求されることは当然である。東南アジア諸国からの高専への留学生の問題も生じている。もともと高専が工業技術の学校である限り、世界的技術革新の圏外に在ることは許されないのである。(北海道大学附属図書館所蔵)第3節 高等教育の課題1019
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