3 アイヌ教育研究協議会の発足アイヌはほとんど和人と同化しきつていて、純粋のアイヌは非常に少くなつている。この時紹介されたのも、昔のアイヌの風俗の一つとして老人達が催したもので、特にアイヌ個人の写真を撮る事を禁じていた。これはその写真を売物とし、又今でもアイヌはそのような生活をしているように言い伝えるからで、この時ももと首長の吉田氏がこのことを説明し注意していた。アイヌ教育研究協議会の発足 「学校教育におけるアイヌの歴史、文化等の取扱い並びに推進方策について研究協議を行い、学校教育の研究に資する。」このことを目的として北海道教育委員会の主催で教育 (北海道大学附属図書館所蔵)北海道ウタリ協会『先駆者の集い』三二号一九八三年一月研究協議会が発足し、委員は道教育長の委嘱で次の各氏が決定した。一、北海道ウタリ協会の代表野村義一、貝沢 向井政次郎、大川原守義二、学識経験者山川 藤本英夫 荒井和子 三、市町村教育委員会教育長の代表小林善直 廉沢邦雄 四、公立学校の校長、教頭及び教諭の代表武市勝司 逸見ゆり 小林次夫 高宝明光 山本 正、葛野守市、成田得平、浜弥一郎、力 北海道武蔵女子短期大学教授。北海道埋蔵文化財センター調査部長。主婦(元旭川市立知新小学校教諭)平取町教育委員会教育長阿寒町教育委員会教育長千歳市立緑小学校長穂別町立和泉小学校長旭川市立北海小学校教頭浦幌町立浦幌中学校教頭均 羽幌町立羽幌中央小学校教諭1033
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