北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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ろ。アイヌは札幌なんかでは、うもれてしまってわからなくなっている。アイヌ解放同盟などと騒いでいるけれど純粋なアイヌなんてほとんど存在しないから、そんなことをやっても無駄だ。和人が渡ってきた時に、アイヌの娘と婚姻があった。先進民族にあこがれるのは占領軍時代のパンパンと同じだ。アイヌっていうのは、偶然アイヌっていう人という、アイヌではなく人という意味なんです。アイヌは、別にイヌとは何の関係もありません。日本人のイヌとは。ところが、これらの番人どもがやってきますと、アイヌだ、人間とイヌの合いの子なのであるという扱いをしたわけです。ですから、いろんな伝説があります。八犬伝のような話しが伝えられて、まことしやかにあって。日本人とイヌとの間に出きたのがアイヌだ。だから私達は駆使されてもしょう六、アイヌ民族に対する和人の侵略と収奪が、国家の暴力支配という形で、アイヌ民族を衰亡させてきた歴史は事実として立証されている。さらには、日本人によるアイヌ民族差別は今日迄続いて来たのである。本来はそうであってはいけないのである。だがしかし、林教授によって、「北海道経済史」講義が非科学的に非論理的に受講生に語られた事実を素直に認めることを要求する。七、日本史にある北海道と改名した一八六九年以後の明治期における侵略の歴史は、アイヌ民族に対する天皇制度による侵略支配であった。と断定するが、北海道大学の経済学部「北海道経済史」の範中で、アイヌ民族と天皇の関係について回答することを要求する。八、当時(一九七七年四月十五日~八月十四日迄)は林教授は経済学部長であり、北大内の地位と責任性の関係関連において、経済学部教授会はもとより北海道大学当局全体と、今村成和学長の責任を要求する。がないんだと、実際に言っております。(E) (D) (C) (B) 1040第2部 教育 第9章 アイヌと教育

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