二一世紀を展望した職業教育〔はじめに〕② 高度情報化に対応した実践的な情報教育の充実・発展③ 生徒の個性・進路に応じたコース制・選択制の導入④ 地域に根ざし信頼される開かれた学校本審議会では、平成元年に「経済社会の進展に対応し 平成三年には「本道高等学校の職業教育における地域社た本道高等学校における職業学科のあり方について」、会との連携の在り方について」それぞれ答申を行い、本道における職業教育の改善・充実の方向を示してきた。北海道産業教育審議会『21世紀を展望した本道高等学校における職業教育の在り方について』一九九六年(道史編さん室所蔵)しかし、社会の変化は極めて急速であり、職業教育は常にその変化に適切に対応することが求められている。特に専門高校においては、産業社会の変化や生徒の能力・適性等の多様な実態及び今後の急激な生徒数の減少に対応するとともに、本道の産業経済の発展に寄与できる将来のスペシャリストを育成することが求められる。このような背景のもと、本審議会では、平成七年三月に北海道教育委員会から「二一世紀を展望した本道高等学校における職業教育の在り方について」諮問を受けた後、専門委員会を設け、幅広い視点から審議を重ねてきた。今後、生徒にとって夢と希望にあふれた一層魅力ある職業教育を推進し、本道高等学校における職業教育の発展・充実を図るため、ここに、長期的展望に立ったこれからの本道職業教育の基本的な方向を示すこととした。北海道教育委員会においては、答申の趣旨を踏まえた改善、整備の方策について、具体的な施策や計画を策定し、早急に実現するよう、当審議会として強く要望する107610 第2部 教育 第10章 職業教育・職業訓練・就職
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