北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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7 青年学級②る位置が薄弱であることに問題があるクラブ活動を主体とする商工青年学級の運営について一、概況昨年帯広市教育委員会の考案のもとに開設された帯広商工青年学級も今年で二年目を迎えその人員も昨年の五十余名より今年は一躍一五○余名と倍加し発足以来今日迄順調なペースで至つて居る次第です。がしかし人員が多数の為教育の関係上一教室で全員がそろつて授業する事が困難である為にこれを年令別に三学級に分け第一学級は毎週火曜日、第二学級は水曜日第三学級は木曜日に授業をしておりこのほか学級生全員が合同で授業する日帯広市教育委員会『第三回 究協議会資料』一九五九年(北海道立図書館所蔵)帯広市青年学級研を毎月の第四月曜日としております。ですから月五回の授業する機会を得てる事になります。尚以上の定期授業日外の日にグループ活動や学級生協議会の活動等をも取り入れて学級の親睦をはかつております。又昨年の九月から北海道教育会より実験青年学級の指定を受けており今後増々青年学級の発展に全力をそゝぐ決意でおる次第です。次に私たちの学級の運営方法等を簡単に述べて見たい商工青年学級 と思います。先に述べた様に一五○余名の学級生の職場が多種多様    である事と商工青年学級への入級の動機が自分の仕事に直接関係ある教養を少しでも高めて後だたせそして一人でも多くの人と交際する事により自分の見聞を広め様とする動機からだけに各人の希望を調査して見ると学ぼうとする科目をまちまちである事は言うまでもありません。それで少しでも私達学級生の意見を集約する為と又同時に団体活動を進めやすくする為に学級生協議会を結成して運営しております。前記しました様に商工青年学級1115第2節 地域青年活動・青年教育

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