北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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9 私立太平洋炭礦図書館①私立太平洋炭礦図書館②発刊挨拶此の度図書館では機関紙読書と)タイムスを発刊致しましたが、これは「ヤマ」の人達に一冊でも多く本を読んでいたゞこうとする図書館と、本を読みたいと思はれる「ヤマ」の人々との橋渡しの役目を果すための一方法として発刊致したものでありまして、これは本紙が数多く発行されることによつて本に対する愛着、図書館に対する認識を深くして頂き、暇があれば本を読む習慣を体得し、読書生活が活(生の全ての面に反映するようになることを最大のそして終局の目的と致しましたものでありま太平洋炭礦図書館内読書タイムス編集部『読書タイムス』一号(プランゲ文庫(新聞))一九四八年一○月一八日(ママママ)す。 「ヤマ」全体が此のようになるのは今後一二年では到底実現できません、十年或ひは二十年かゝるかも知れません。其の日の来るまで読書運動の一環として此の機関紙をつゞけてゆきたいと思つて居ります。 「ヤマ」の皆様の限りなき愛情と建設的援助をお願ひする次第です。館外個人貸出の実施に伴ひ、読書クラブを中止したが、  最近読書クラブ復活せよ、の声が方々で聞かれるようになつたので図書館ではこゝに再び読書クラブを復活、従読書クラブの結成太平洋炭礦図書館内読書タイムス編集部『読書タイムス』一号(プランゲ文庫(新聞))一九四八年一○月一八日(北海道立図書館複製所蔵)第三節 図書館112310 第3節 図書館

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