社会教育職員の学習活動仮称「社会教育研究会」設立へのおさそいカッコーの鳴き声を聞いたら「豆をうえれ」と古老は言いますが、私達にしてみると、夏の忙しさの幕開けを感じる今日このごろです。毎日、「いやァー忙しい忙しい」の連発で東奔西走している皆さんに心より敬意を表するものです。最近思うことですが、私達社会教育担当者は、「忙しい」と言いながら時の流れに身を任せていて良いのだろうか、という疑問が時々浮いてきます。皆さんは、どうでしょうか。オホーツク社会教育研究会「’82仮称「社会教育研究会」経過資料 化への足どり~」一九八二年~自主的学習グループ組織 「やるにはやったが、社会教育とはいったい何なのか、わからない」とか「やればやる程わからない」といった先輩諸氏の感想を耳にする度、何かいままでの社会教育が場あたり的ではなかったのかと疑問を持つことがあります。私達社会教育を進めるものは、少なくとも確かなものを求め、時の流れを正しくみつめていく必要があるように思います。いま日本では、「憲法の改正」や「教科書の問題」・「行政改革」といったことが話題になっています。また一方では、草の根の市民運動から四○万人もの国民が東京に集まった「五・二三平和のため東京行動」と軍縮や核廃絶を求める声が高まっています。私達担当者は、これらの社会的情勢を無視して、決っして地域の課題や社会教育の推進や青少年の非行問題を考えられるものではないと思います。「行政改革=第二臨調」には、社会教育や福祉施設等の民間委託のことが盛り込まれており、それは、公民館のもっている教育機関としての機能を根底からくつがえすものであります。第七節 社会教育職員114721 第7節 社会教育職員
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