また、教科書の問題は、子どもの教育や未来を考えると、決っして私達社会教育に携わる者と無縁のことではありません。このようなことを考えると、社会教育担当者は、今こそ学習していかなければならない時期にきていると思います。住民の学習権とは何か、そしてそれを保障するとはどんなことか、生涯教育とはいったい何か、公民館の役割とは等々……といった課題が山積しています。社会教育の職員は、他の一般行政職員に比べ研修の機会が保障されていると言われますが、自分自身の学びたい課題や得たい知識、つまり学習要求にはほど遠い一方的な「生涯教育構想」を基調とした研修会や講習だけでは満足できないものがあります。そこで、何とか、こうした現状を乗り越えるために、私達が呼びかけ人となり「自主的に学習・研さんを深めたいという有志が集い合い、社会教育について自由に語り合い研究し合う場」として仮称「社会教育研究会」を設立することになりました。詳しい内容は、賛同頂いた方にお集まり頂き、決めさせて頂きますが、取りあえず社会教育担当者と関心を持っている有志の方にご理解頂き入会されますようご案内申し上げます。よびかけ人 一九八二・六/二四 代 表 菊池 北見地区 矢崎 斜網地区 金田 遠軽地区 滑川 西紋地区 鎌谷 (事務局 若杉 THU一春秀人清見俊夫鉄夫)(矢崎秀人氏所蔵)1148 剛 第2部 教育 第11章 社会教育
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