域性からして一人収容するにもかなりの旅費がかかるという経済上の問題を含んでいる。例えば、旭川から日吉に入れるために一人二泊三日の旅費がいる(約三万円)。また、距離の問題は、児相との密着な関係を自ずと遠ざけているのではなかろうか。それはそれとして、我々には―向陽学院(女子のみ収容)は別として―日吉・大沼の両学院と家庭学校とでは、同じ北海道でありながら充足率になぜ違いがあるのかという疑問があった。そこで、児童家庭課、中央児相でもこの辺の考えを尋ねてみた。(国立国会図書館所蔵)363738394041424344454647日吉学院(定員45名)家庭学校(定員85名)大沼学院(定員75名)4849505152531187第3節 少年矯正・教護事業における制度改革の動き 充足率の推移100%50%
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