7 農山漁村電気導入事業の推進三六電第七九八号昭和三六年八月一八日 農山漁村電気導入事業に関する要請について農山漁村に対する電気の導入事業は、へき地における農山漁家の生活の安定と、文化の向上にとつて欠くことのできない要件であることに鑑み、道においては農山漁村の振興施策の重要な一翼として電気導入事業を推進し、農山漁村生活における生活様式の変化北海道商工部電気事業課『農山漁村電気導入事業に関する要請について』一九六一年北海道知事 逐年その成果を挙げつつあるところでありますが、この事業の意図するところをご勘考のうえ、昭和三七年度から後記のことの実現について特段の御高配を賜りたく要請申し上げる次第であります。1.農山漁村電気導入施設の改良事業に対し国費助成の措置を講ぜられたい。における農山漁村の電化は大いに促進されたのでありますが、国費助成措置以前に建設された施設は概ね電柱には素材柱を、電線には鉄線を使用している状況であります。町村 金五 え、倒壊寸前にあるものが少くなく、これが更新は刻下の急務となつているところであります。 殿 記〈中略〉昭和二七年農山漁村電気導入促進法制定以来、本道これら施設のうち現在既に素材電柱の耐用年数を越このような本道の実情を御賢察のうえ、農山漁村電気導入促進法制定の趣旨に鑑み、同法第二節 高度経済成長期の農山漁村社会106第1部 社会・文化 第2章 農山漁村・炭鉱の生活【農山漁村の生活】(1)
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