北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
128/1232

① 労働力の流出と農業に対する評価の変化農村は、新しい時代をそ()むかえようとしているのですが、しかし結婚前の若い人たちの手によつて「嫁の座」を高めようとする活動も、各地で行なわれております。幕別町の共立青年会では、農村の古い仕組を改善するために嫁の立場にある人たちとの結びつきを強くすべきだとして、「嫁と青年の集い」を開いているそうです。今年の目標は、各戸が家族会議を開くまでにこの活動を進めるそうです。又湧別町上湧別の青年会でも嫁と青年の生活記録を行なつており、それを各戸え配布して、嫁や青年たちがくらしにたいして、どんな願いをもつているかを理解させていく活動を進めています。さらに、広尾町野塚婦人会では、年に一度を「嫁の        うです。日」と決めてこの日は部落の姑さんたちが、嫁さんたちに集まつてもらい、御馳走を広げて、大いに語り合うそママ(帯広市図書館所蔵)私くしが青年会に入って、早くも、六年に成ります。(自分ながらビックリ) 僕が、青年団に入団した時は、三〇人以()もの大家族でした。我が村の祭典ともなれば皆集まって、毎夜、素人演芸の練習をしたものです。又何でも行事するにしても、すごく、はりあいが、あって本当にあのころは青年団も活気があって、良かったと思います。それが現在では、わずかに一〇名、そこ〱の小家族に成ってしまった。それに一昨年の、冷害で村の青年男女が出かせぎに出我青年会に思う新川青年会『新青』一号一九六五年三月ママ所感我青年会に思うビデヨシ 10 112第1部 社会・文化 第2章 農山漁村・炭鉱の生活【農山漁村の生活】

元のページ  ../index.html#128

このブックを見る