画整理、小学校の建設等が進められているが、バスの運行が現状に見合っていないため、千歳市長の副申書や隣接する北千歳自衛隊の請願書を添えて要望したとしている。生活の場における人間性の回復~」を契機に、全国でコミュニティ政策が展開されるようになった。新しい近隣社会の構築を目指し、小学校区を単位とした地域コミュニティをつくり、様々な都市基盤を整備しながら、コミュニティ活動を活性化しようとしたのである。この資料は、その一環として、千歳市によって作成されたものである。ある。都市生活、環境衛生と公害、道路・交通、緑地・公園の四項目にまとめられている。都市住民の意識や要望を把握するために実施された調査であり、ここから環境衛生と公害に関する不満や要望が強いことが読み取れる。都市の環境衛生に関する不満はいずれの自治体にも存在しており、各自治体で様々な取組が行われている。資料13は、その一例として、千歳市議会民生常任委員会が、道内主要一〇都市の塵芥処理の現状をまとめたものである。千歳市が自らの対策を考える上で参考にする目的で調査した結果であり、ゴミ処理に様々な形で対応する都市自治体の姿がうかがえる。六九年八月三日にオープンした。その成功を見て、全道各地で買物公園が試みられ、全国にも広まった。旭川市の買物公園は、一九七二年六月には恒久的な「歩行者天国」としてリニューアルされた。資料は「歩行者天国」の恒久化を進める立場からリニューアル・オープン直前に旭川市がまとめたものである。二三日付けの新聞記事である。その後、スーパーマーケットと同様、道内各地に広がっていった。終戦直後の闇市からス資料11は、千歳市のコミュニティ計画に関する資料である。一九六九年の国民生活審議会報告書「コミュニティ~資料12は、高度経済成長が進む時期に道民を対象にして北海道が実施した都市環境に関する世論調査結果の概要で資料14は、旭川市の買物公園の理念と課題が示された資料である。買物公園は全国初の「歩行者天国」として一九資料15は、スーパーマーケットが進化したコンビニエンスストアが道内で初めて誕生したことを示す、一九七一年七月172 第1部 社会・文化 第3章 都市化と都市の生活
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