北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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4 闇市と一般物価の取締り昭和二十二年二月」一、物価取締の状況本年一月以降の物価取締状況は次の通りである㈠ 露店(闇市場)関係第一次取締期間 自一月二十三日 地域 札幌 取締結果件数 人員     取締送局二六三   一五六   此の取締は終戦後始めての一斉取締で本部から課員を派遣し進駐軍とも連絡して闇市場の一掃を北海道庁「長官事務引継 至一月二十五日 小樽 函館 三市件数 件数 件数 人員   拘留人員   科料人員   一〇   四九   一三  一〇   四九   一三   一九四七年     乎第二次取締三日間件数説諭人員一八七八四㈡ 第一次取締期し業界に一大衝動を与へた特異事象として朝鮮人の一部が取締に反抗、特に函館に於ては集団暴行の挙に出て死傷者を出したが断呼()措置し尓後の取締を容易にした期間 自八月一日 至八月四日 地域 札幌 函館 旭川 取締結果送局一三二 拘留六六 此の取締は本省の指示により実施し対象物資を限定したことゝ、闇の根源を探索することに主力を傾注したことである。然して結果は叙上の通りであるが前回より引続取締を継続して居たので違反件数も尠なかったが業界に与へた影響は甚大なるもので以来引続き取締の強化を図り一般物価の取締へも示唆を与へ物価取締の基盤的素因をなした一般物価取締状況四日間室蘭 釧路 帯広科料九四〔警察部 本年度資材取締方針〕第1部 社会・文化 第3章 都市化と都市の生活182

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