北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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〈中略〉〈中略〉手数料の算定方法を、従量制から外形標準に切替えたのは、ア、下水などに投る不法投棄が多くなつた。イ、道路や住宅外側の清掃が悪くなつた。 防上の問題で消防署から度々注意を受けた。 ケツト制で料金を徴収したが買わないで後払いになる例が多くうまくいかなかつた。などの理由であるが、その結果は、ごみの量は切替えた年はそうでもなかつたが翌年から多くなつた。しかし街はきれいになつた。旭川市の概況1.沿革昭和三〇年一月の条例制定に当つて、札幌市の条例をもとに点数、業態別倍率加算、地区別制をとり、その後三二年に至つて市街地のゴミ箱撤去を敢行、市民から激しい抵抗があつたが、塵芥分離制とともに現在においては市民の強力な支持のもとに円滑に遂行されている。釧路市の概況沿革従来全市に清掃組合をつくり、市の補助で行なつていウ、火たが、戦後市が責任をもつように切り替えた。エ、チその際組合で雇つていた荷馬車を吸収した関係から、収集業務が一部代行になつている。現在これらの人は、組合をつくり、荷車一六台、小型車四台をもつて、約四、三〇〇戸の世帯を受けもつている。1.特異な点ある。     ア 〈中略〉網走市の概況完全な従量制であつて、その概況は次のとおりで市の直営収集戸数は、特別清掃区域内戸数六、七七二戸中約六割を行ない、四割は自己処理である。自己処理を行なつている家庭は、商店など車をもつている家が多い。直収戸数は常に多少異動している。第2節 高度経済成長期の都市化と都市生活199(1) (1) 

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