北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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推進にとって重要な要素の一つであることから、除雪等路面の維持、砂箱の設置、チェーン着脱場の整備、道路情報の提供等冬道交通の確保のための対策について、実現可能なものから積極的に推進していく必要がある。また、スパイクタイヤの使用による粉じん問題が顕在化している地域にあっては、道路清掃等の充実により、早急に粉じんの低減を図る必要がある。ドライバー等対策広く、道民にスパイクタイヤ問題の実態を周知し、脱スパイクタイヤ意識の高揚を図る必要がある。また、ドライバーに対しては、スタッドレスタイヤによる自動車の試乗会や講習会等を実施することにより、冬道安全運転技術を普及するなど冬道安全運転対策を推進する必要がある。車両及びタイヤ対策脱スパイクタイヤ対策に伴う冬道の交通安全を確保するためには、冬道に対するスタッドレスタイヤの一層の性能向上と大型車用スタッドレスタイヤの開発を促進し、さらに、車両自体の機能を寒冷地向けに向上させることが重要である。また、冬道に適した車両等の研究開発に関する情報の収集及び周知に努め、ドライバーの冬道安全運転に寄与する必要がある。(北海道立文書館所蔵)(3) 第1部 社会・文化 第3章 都市化と都市の生活     (2) 210

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