金成マツの文化勲章受賞を報じる新聞記事（北海道立図書館所蔵）会長 吉田菊太郎 外会員一同 文化財保護委員会は二十七日、東京上野の国立博物館で第三回分科会（会長鏑木外岐雄宇都宮大学長）を開き史跡名勝天然記念物の新指定を行った。内訳は史跡二十二、名勝二、天然記念物三十、重要民族資料三、特別史跡二、特別名勝一、特別天然記念物一で、この結果、一般指定は千六百六十五件、特別指定は百二十七件となったが、こんどの指定の特徴は著名な古墳が十五件指定されたこと、名勝、天然記念物か電源開発かで問題となっていた黒部峡谷尾瀬がそれぞれ指定されたことなどである。民族資料にユーカラ 文化財保護委 史跡名勝など指定伝統的生活・文化への日本社会からの着目『北海道新聞』一九五六年三月二八日伝承者、金成さん選定12 第2節 高度経済成長期の生活と文化249 （3）
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