北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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かね」と言われました。権力者とは町の有力者のことでしようか。○賛成者の陳情町の有力者の方々も、大石長官にあつたそうですが、陳情の中にウソのあるのは困るのです。読売新聞にのつた賛成派、陳情の中には次の様な内容がありました。○商工業者の皆さんへ火力がくれば、「農業がダメになる事は明らか」大石長官一月二九日読売新聞漁業はもつと影響をうけるでしよう。農業がダメになり、漁民が苦しみ、保養所、病院、住宅が段々ダメになつて、本当に伊達が発展するだろうか?皆さん、儲かるだろうか。○町の有力者へ町民の中には、火力について、「町のエライ人がうつかり決めてしまつて、今更引つ込みもつかないのでしよう。私も反対だけど、可哀そうだから言わない」という優しい方々もいます。被害を受ける私達農民は可哀そうでないのか。間違つたら出直すのが当然でしよう。もう火力誘致は止めた方がいいのではないか!止めた時、私達は、いや全町民が町理事者を強く支持するのだが‼○ 早期着工を要望している団体○ 賛成署名は一万人を越してい○ 農協、地区労、公明党も条件読 売 新 は四二団体におよんでいる。る。つき賛成をしている。(一月二九日)○ かつて賛成の中に長和自治会○ 明るく豊かな地域を築く会の○ 地区労は昨年八月、公明党は私 達 の 連合も入つていた‼ ンチキはチラシで指摘した通り。会員名簿で火力賛成署名と言えますか、その中身は、札幌でも東京でも、皆知つています。恥をさらすだけです。一〇月絶対反対になつたのではなかつたですか。意 聞見          そのイ362第1部 社会・文化 第6章 社会運動【市民・環境・政治運動】

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