北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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の長沼の土地を、われわれは決して戦争の道具として売り渡すことはできない。そして、そのためには断固として、このミサイル基地設置反対を叫ぶ、より多くの町民の声を結集し、さらには基地反対を叫ぶあらゆる人々とともに、この運動を押し進めていくことを声明する。昭和四十三年六月四日長沼町ミサイル基地設置反対共闘会議(矢臼別平和資料館所蔵)私共は左の実情と理由により各関係町村長、町村議会議長諸氏に陳情致しますから、其の実情御酌み取りの上宜しく御詮議方御願ひ致します。一、陳情をせんとする区域は根室国別海村、釧路国浜中村及び厚岸町に跨がり然も同町村の最奥地に位し根室本線中標津線及び標津線に遠く離れ教育、交通産業の諸施設に恵まれず農村電化の恩恵にも浴せず随がって生産運搬の経費と市場価額の不均衡を生ずると云ふ最悪の条件のため脱落離農者の続発する中に此の悪条件陳 情 理 由 矢臼別演習場に対する抵抗厚岸郡浜中村西円朱別奥地開拓計画推進協議会ほか「陳情書」(三宅信一「矢臼別のたたかい 一九六六年 所収)一九六一年9 計画公表直後の農民の要請370(2)」  書 書(2) 第1部 社会・文化 第6章 社会運動【市民・環境・政治運動】

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