署名簿は三日、杉山理事長ら請求代表者の手で各選管に提出されましたが、この後は有効署名数が確定する十一月上旬に、知事に対して本請求がおこなわれ道議会での審議に入ります。この日、署名提出の報告をかねて開かれた「泊原発の試運転に反対する全道集会」には、夜六時の集会にもかかわらず、組合員、職員四十名が参加。また、北海道支援活動に取組んでいた生活クラブ神奈川からは佐藤節子さん、鈴木真知子さんのお二人の理事が四万九千組合員を代表して、連帯署名とカンパを携えはるばる駆けつけて下さり、集会のムードを大いに盛り上げました。二〇〇〇年七月七日生活クラブ生協北海道『2000年度理事会資料2000年4月~2000年7月)』二〇〇〇年(生活クラブ生活協同組合所蔵)道政執行にあたって、平素よりご尽力されていることに、心から敬意を表します。さて、現在開会中の北海道議会第二回定例会において、泊原子力発電所三号機増設計画に関わる質疑の答弁で、知事は「できるだけ早く考えを整理した上で、地元四町村の意向を聞き、総合的に判断したい」と述べ、早期に知事判断の方向性を示す考えを明らかにいたしました。さらに報道によると、早ければ会期末の予算特別委員会知事総括質疑において、その判断が示される可能性が指摘されています。私たちは、去る六月に提出した約八〇万筆の道民署名も含め、これまで繰り返し「知事判断の凍結」と「道民投票の実施」を求めて知事に申し入れてまいりました。私たちは、決して無理な要求を知事に求めているのではありません。泊三号機増設の必要性を判断するにあ北海道知事 様 堀 達也 泊原子力発電所三号機増設計画に関わる申し入れ泊三号機増設反対の申し入れ407第5節 核・原子力をめぐる社会運動28 30
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