北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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2.全道組織をもつ婦人団体全道組織をもつ婦人団体は、その組織や活動内容の範囲が広く全道的であり、あるいは、これに準ずる広域にわたるものであって、その組織と活動は古い歴史をもつもののほか、とくに戦後は、婦人による市民活動の重要性と社会の期待の増大から団体組織の拡大発展に結成された婦人団体が非常に多い。また、婦人団体固有の目的遂行とその活動を全道的に普及し、組織活動を通して大きな成果を高めるとともに、経済の高度成長による急激な社会構造の変革に対応する組織活動の重要性から大きく発展したもの、さらには、本道の特殊性から婦人のも海  つ課題解決のために組織化された婦人団体と、地域婦人団体のように各単位団体の連絡協議団体として組織されているものの二通りに大別される。全道婦人団体の目的およびその活動は、それぞれ固有の特色があり、かつ多種多様であるが、婦人の地位・福祉の向上、産業・労働への進出に伴う婦人の保健・衛生等、婦人をめぐる家庭生活の問題をめざし、学習活動をはじめとした社会活動を活発に展開している。また、婦人の要求を広く結集してそれを実現するために、各種婦人団体相互の連絡提携をはかり、強力に組織活動を推進している現状にある。北海道未組織婦人層1,177,450人68.0%第2図この会員数は二重加入人員170,074人を差引いた実数により対比した。北道婦人団体会員数554,718人32.0人北 海 道女子有権者数1732,168人第2図453第3節 高度経済成長期と女性団体の活動の活発化

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