北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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能力を生かすため、働く婦人の学習活動や、職業技術の習得と企業へのあっせん紹介につとめるとともに、家庭生活の指導等、これら働く婦人の諸問題の解決に努力しているほか、最近、社会問題になっている異常児出生に伴う、家庭の悲劇を未然に防止しようとする婦人同志の強い発意から、婚前教育の推進、妊産婦保健意識の高揚、乳幼児健全育成の推進、母性尊重、母体保護を目的とした不幸な子どもを生まない道民運動推進婦人協議会が組織され、その活動は、活発に展開されるにいたった。したがってこの運動の成果が本道婦人はもち論、関係方面から大きく期待され、かつ全国の婦人からもとくに注目されている。なお、農協婦人部の中で、今回の調査で報告された若妻会は、連合組織として二連合団体を有し、単位団体では八三団体、二、二〇三人の会員をもち、特殊なケースとして今後の活動が大きく期待されている。 全国組織を有し、道段階の連合組織を有しない婦人団体の現況  連合組織がない婦人団体は、五団体(第四表)を有し、単位団体二四団体、六、二三二人の会員を有し、それぞれの目的に従った組織活動を展開している。全国組識をもち、道段階の(2) 458第1部 社会・文化 第6章 社会運動【女性の人権を求める団体活動】第4表 全国組織を有し、道段階の連合組織を有しない団体団  体  名日本婦人有権者同盟(道内)支部友    の    会大学婦人協会(道内)支部全化労連東洋高圧労組主婦の会富士鉄労組主婦の会計  5 団 体単 位団体数会員数2団体17  3  1  1  24  2,000 備  考77人会員数は、1団体分35 会員数は、1団体分320 3,800 6,232 

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