北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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衛隊が出動し住民の避難支援や防疫活動を行っている。噴火は広範囲に影響を与え、新得だけでなく、帯広、富良野、488旭川及び本別の災害時の概況も記録されている。もたらした。二メートルを超える津波も発生し、浦河や大樹町浜大樹に来襲した。他にも被害を受けた範囲は広く、当時の渡島支庁、胆振支庁、日高支庁の各市町村にわたっていることが分かる。一九七〇年代から九〇年代の自然災害としては、一九七七(昭和五二)年の有珠山噴火、八一年の石狩川洪水、九三年の北海道南西沖地震を取り上げた。である。洞爺村(現・洞爺湖町)の広報に掲載されたもので、数度にわたる噴火を始め、毎日の出来事が記録された貴重なドキュメントになっている。資料9は、一九六八年に発生した十勝沖地震の記録である。この地震は十勝岳の噴火以上に広範囲にわたる被害を資料10は、昭和新山が誕生した一九四四年以来三三年ぶりに起きた、七七年の有珠山噴火後の二週間にわたる記録資料11は、一九八一年の石狩川洪水に関する資料である。「五〇〇年に一度の規模」といわれた豪雨により発生し一九六八年十勝沖地震一九七七年有珠山噴火一九八一年石狩川洪水(台風第一二・一五号)第四節 高度経済成長期後の自然災害第1部 社会・文化 第7章 自然災害と防災(2)     (1) (2) 

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