議決する等其他財政切詰の諸方策に就いては別記の如くまさに背水の陣を布いて此の非常時（）態に臨むことになつた、財政確立方針一、経費の節減イ、旅費 出張を極力抑制すると共に三等、宿泊費ロ、通信運搬費の節減ハ、食糧費の節減、各科目毎の食糧費を五割に減額ニ・交際費・町内の宴会は全廃、町外来客の中で万止むを得ない場合の接待は此の限りでないホ・議員及び各委員の年報酬引下げ（別記〈略〉）ヘ・特別職々員の給与引下げ（別記〈略〉）ト・宿日直手当の引下チ・物件費の節減リ・役場内の機構改革による合理的運営二、税収入の確保イ・冷害凶作による町税の減免措置（二十九日の町議会に具体案を提出）を構（ママず、以る下同一）方過年度滞納整理にママ滞納に悩むかたわら今次の冷害による被災農家に対してはその度合に応じて町税減免の措置を構ずべく二十九日の町議会に提案され左記内容の条例が議決された。二十九日町議会では今回の非常時対策（ついての諸行政施策に対しては町理事者に全面協力を申合せ、町指導階級にあるものゝ滞納一掃はもとより、議員の責任に於ても町政立直しに努力することの決議文を作成して一同署名捺印、万一今回の行政効果が実を結ばない様な場合は〈中略〉議員間で決議重点を置いて収入確保を期す。以上に就いて理事者と議会との考え方一致に至る検討が行われたが、最も注目される人件費の削減については、新規採用の見合せを現在の欠員にも務めて補充を行わぬこと、職員会の申合せによる給料一号俸返上等が述べられこれについて次の如く活発な討論が交された。被災農家に町税減免第三期分で三百五十万円を減免に脱カ）498第1部 社会・文化 第7章 自然災害と防災
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