北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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などの被害も続出し牧草、野草はもちろん、山林、農作物は降灰中の有害成分の影響をうけて萎縮し、翌春の営農が再起不能とさえいわれたほどの被害をうけた。日、三日の両日三四七人の住民を二五Km南方の屈足に避難させて集団収容を行なうとともに、この施設に対する防疫活勤を実施した。また、十勝岳より九Kmの地点にあった造林事業所をはじめその他一二ケ所の造林事業所及び土木事業所の従業員六五八人も全員下山し、屈足に避難した。被災者収容状況調査は、表二のとおりである。さらに、飲料水は降灰のため飲用不適となり、家畜やむなく、新得町では自衛隊の出動を得て、七月二506第1部 社会・文化 第7章 自然災害と防災表1-A 十勝岳爆発被災状況調査  区 分世帯数地域別上トムラウシ20中トムラウシ24 トムラウシ33下トムラウシ小  計77表1-B 事業所関係 区分世帯数地域別営林署直営菱中興業恵成木材拓殖建設岩城土建丸山組小  計合  計83家    畜    数被災人口馬牛豚--513411-292馬牛豚1111116  10113126201312011223474939111家    畜    数被災人口254266415710306581,005493911137.7.3現在(新得H.C.)緬羊山羊ニワトリ395296211-1,2651654559514122,800緬羊山羊ニワトリ14122,800

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