五名が避難、十一日虻田町へ引きあげるまで六十名前後が収容される。…十日…小康状態続く。被害状況視察のため〔(北海道〕知事来村、その後視察者相次ぐ。水道時間制限、給水八トン補給する。…十一日…有珠山小休止続く。水道給水朝一時間のみ、あと自衛隊による給水十二トン。午後一時四十分、総合センターの避難民虻田町の収容施設へ移動する。…十二日…午前八時二十分、六十六時間ぶりに噴火、温泉地区をおもに降灰する。今回の噴火は「一九七七年有珠山噴火」と命名される。…十四日…編者注)十三日午後十時半から始まった噴火は、十四日午前二時ころまで続き、壮瞥町中心に十数センチの降灰があったが、本村はほとんど影響なかった。水道六日ぶりに全面復旧する。午後七時十分大雨洪水注意報発令され、火山灰が泥流となって流れ出す二次災害の危険が発生したため、旭浦の近藤光圀さんら四世帯、美沢の久保田義光さんら九世帯に緊急避難命令出し、総合センターに収容した。予想された雨はその後小降り(三十ミリ)となり、心配された被害は発生しなかった。午後五時避難命令解除された。…十六日……十九日…(北海道立図書館所蔵)515第4節 高度経済成長期後の自然災害
元のページ ../index.html#531