北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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2 北大寄付講座(真宗大谷派)第二十二回通常教区会 革新への気運議場に満つ第二十二回通常教区会は、七月三十日の参事会に引続き三十一日八月一日の両日札幌別院に於て開催され左の議案が審議された。一、昭和二十四年度宗門護持金に関する件一、昭和二十二年度教区費決算一、昭和二十四年度教区費予算一、北大仏教講座開設の件一、責任率改正の件一、災害互助金に関する件開会へき頭藤波敏成議長の辞任動議があり一時は暗雲底迷を予想されたが、選挙の結果、片岡慈雲議長に、横昭副議長に当選して一応暗雲が拭はれたが、過日来真宗大谷派北海道教務所『北海眞宗』一四号全議案可決さる一九四九年八月行はれて来た北海道革新同盟の気運を反映して秕政に終始したる前()龍内局に対する責任追及の声はごう〲と議場を圧しかゝる空気の中で例年に見られない活潑な討議が行はれて全議案を別項の如く可決した。本年度宗門護持金に関する件を審議中龍)前内局に対する責任追求の動議が起り、革新を目標とする現藤津内局が龍、藍川等前内局の人物を宗調委員として迎へたるは以ての外であると全員一致の決議により警告電文を藤津総長宛に送つた。昨年度教区会の決議に基き各組長を特別委員として各組内の実情を調査審議した結果を報告、直ちに委員会を開催、引続き本会議に上提無修正のまゝ可決された。かねてよりの懸案であつた北大法文学部への仏教講座   山  寄贈の件は去月仏教聯合会に於て成案を得、寄贈単位の〈中略〉ママ豅前内局の責任追及責任率改正さる愈々北大へ講座寄贈 御遠忌の記念事業として(ママ538第1部 社会・文化 第8章 宗教

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