北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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① 夕張事件①6 夕張事件新興宗教対策について一、道炭労としての対策第十回定期大会(三二、六、十七~十九)で新興宗教、特に創価学会の炭労組織に及ぼす影響について真剣に論議され、その早急な対策の必要性が強調された。又、中央大会でもこれに対する方針が決定され、道としては中央と連携の上、主として次のような対策を講じた。1 対策委員会の設置新興宗教の及ぼす悪影響に対して組織的、系統的な日本炭鉱労働組合北海道地方本部『第11回定期大会 報告・議案資料』一九五八年対策を推進するため組織部、情宣部、文教部、事務局で対策委員会を設置し直ちに活動を開始した。2 授、北大岩崎、河西助教授)等により各支部に於ける学会の実状調査を再三行つたが、実際問題として調査は困難を極め正確な把握はできなかつた。等から学会に対する大まかな認識が深められ、労働者組織に及ぼす影響について宣伝パンフを作成し啓宣活動を強めた。      から取り上げられ当面する創価学会を重点的に取扱うという形で行われた。3 で具体的な対策が論議され、特に組織内部の強化を重点とする次のような対策が講じられたのである。資料、調査、研究活動支部よりの実態報告、講師の派遣(東大小口偉一教然し各種の資料や学識経験者の協力、その他の事象これらは宗教そのものゝ本質の解明という広い観点部長会議に於ける対策第一回情宣、文教合同部長会議(三十二、七、四)第二節 経済成長期の教線拡大と葛藤545第2節 経済成長期の教線拡大と葛藤

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