北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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② 夕張事件②① 7 北海道開拓伝道①北海道開拓伝道〔座談会開拓伝道者実状を語る〕暴力発生すれば摘発炭労と創価学会の対立  〝新興宗教との対決〟を打出した道炭労に対して創価学会では一、二両日札幌、夕張で信者大会を開き鋭く炭労を批判したが、中央から大量の青年部員を送り込んだり万余の信者を動員した同学会の積極的な動きに対し、警察庁では不測の事態が起きない限り取締らない方針でいる。今回の道炭労と同学会との対立は炭労側が静観的な態度をとったため、公安を害するような場面は出ずにすんだが、もしかりに炭労側が積極的な対抗作戦に出たならば衝突事故も発生したのではないかとみられている。治安当局では問題が信教と労働組織に関係する複雑なものだけに両当事者としても、暴力的な行為に陥るような愚かな態度はこんごもとるとは思えないとしているが、今回のような大衆動員は社会心理におよぼす影響も少な『北海道新聞』一九五七年七月五日警察庁、慎重取扱いくないので (一)無届で集会が行われた場合は厳重に取締る。 (一)暴力行為が発生したときは摘発する。こととし、それ以外の場合は慎重に取扱う態度でいる。B  D  拓伝は請負仕事に非ず弱音を吐くということに関係があると思うけど、各地の条件によつて苦労もいろいろ違うと思うんだ。そういう点で拓伝委の開拓地選定に大分問題があるんじやないかな。たしかにそういう感じはありますね。重要な拠点日本キリスト教団北海教区『あかしびと』五四号一九六一年一月 548第1部 社会・文化 第8章 宗教

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