北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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編  そこでこういう協議会では答弁させられるということになる。(笑)A  責任追求するわけだね、どうしてくれるんだ。(笑)しかし、責任をとらされるという形には委員会制度だから無理だし、できないことだよ。委員だつて変るし、五年前のことまで問われたところでどうにもならない問題だつてあるしね。拓伝委、拓伝教会双方が責任を問い合うというのでなくて、ほんとうに話し合つて進んで行かないとね。援助だつて、これだけ出すから、何年のうちに教会をつくれという請負いの形になつちまうんじやまずい。D  はじめはどうしてもそういう感じがしてしまうんですね。編  オリエンテーシヨンの不足ですかね。ぼく自身もつい最近ですよ。ははあこういうものかなというわけで。(笑)A  五年目にしてようやくね。(笑)だけどそれじや困るんだね、実際。やつぱりこれは自分がやるんだ、B  全員  A  B  A  B  自分の伝道を拓伝委が助けてくれるんだ、ということがはつきりしないとね、途中でハツと気がついて、こりや請負い仕事でない、自分でやるんだということがわかつたころ、援助金はゴツソリ減つている。(笑)ぼくがそうだよ、拓伝委をアテにしてはいけない、自分がやるんだということね。そこで独身生活を五年続けて、その間、自分は八千円で抑えて、残りは貯金したんだ。援助が切れた場合、それで補うつもりで。ホホウ。なるほど。(みんな感心してしまう)さつきから聞きたいと思つていたんだけど、ここいらで聞いてみようか。失礼だけどあんた謝儀をいくらもらつている?結婚して一万円。援助金との差額は教会が全部負担できるの?そこが難かしいんだ。年に三万円ぐらい不足する。それで例のアフターケアーが、今年は恵みの雨にな551第2節 経済成長期の教線拡大と葛藤

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