北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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主義精神により運営されたるレクリエーシヨン活動にまさるものはない、よつてレクリエーシヨンを通じ世界全民族間の文化的理解と尊敬を増進するとともに健全なる友好関係による相互の研さん、研究、資料、代表の交換などによりこれが推進をはかることはもつとも重要であると確信する。こゝに国際連合においてこれに対する適切な方途を講ぜられんことを要請する。観光〝温泉祭り〟登別や定山渓で盛り沢山なプロ〔(プログラム〕支笏、洞爺国立公園指定記念式典は二十六日札幌市中央公民館で開かれるが各温泉ではこれを機会に観光温泉祭りを計画、盛り沢山なプロの準備をすゝめている登別温泉ならびに洞爺湖温泉では二十六日から三日間観光温泉祭りを開くが、まず登別温泉では初日の二十六『北海道新聞』一九四九年七月二四日編者注)日〝ミス温泉〟の発表、観光の夕、花火大会、その他、二十七日無(宿泊券付宝さがし、仮装行列、青年相撲大会や映画の夕、二十八日に素人のど自慢大会、温泉踊り、地獄谷の施餓鬼が行われる。洞爺温泉では会期中名物灯籠流しと昭和新山展示会があり、このほか二十六日洞爺盆踊り、二十七日花ブラスバンド、幸運の玉手箱、花火大会と昭和新山の研究家三松正夫氏の講演があり二十八日洞爺湖一周マラソン大会が行われる。なお交通公社では遊覧クーポンを発行、二十六日札幌から登別行き臨時列車〝青□号〟を運転する。一方定山渓でも温泉祭りが八月十七日から五日間の予定で計画され十七日の記念式にはじまり同温泉の開祖僧定山をしのぶ各種の催し、定山渓神社、大師堂、岩戸観音などの祭典など多彩なプロをおりこんで観光客を慰めようといまから準備をすゝめている。 ―    料脱カ)3 観光温泉祭り第1部 社会・文化 第9章 まつり578

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