北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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D-2408-9999-00028535〝山車〟でにぎわった  「広げよう青年の輪を~みんなで手をつなぎ明日へ向ってホップ・ステップ・ジャンプ」というテーマのもと、第四回若人の集いが十月二日(土)、三日(日)の両日にわたって実施されました。これは、八雲の青年の姿(青年活動)を町民に知ってもらうとともに青年関係団体の輪を広め、同時に青年同士の交流をはかろうというもので、参加十八団体からなる実行委員会が主体となり運営したものです。二日の前夜祭には〝山車(あんどん型)〟を四台製作して町内を練り歩き、町民に「若人の集い」をPRするとともに、エネルギッシュな若者の姿を示しました。最第四回若人の集い(北海道立図書館所蔵)八雲町『こうほう やくも』七二一号一九八二年一一月後に相生児童館に集まり、町民の皆さんによる人気投票の結果の発表などを行ない、本祭を前に大きく盛り上がりました。 【斜里】青森県弘前市が、網走管内斜里町との友好都市盟約を記念して同町に寄贈するねぷたが十四日完成した。百七十六年前の悲劇をきっかけにした交流が実を結んだもので、十五日には弘前市民三百人も同町を訪れ、三日間にわたり、伝統の民俗行事を披露する。江戸時代中期の文化四年(一八〇七年)、北辺警備の  幕命を受けた津軽藩士百人が現在の斜里町を訪れながら、厳冬にさいなまれ、七十二人までが異郷に倒れて行った。これが本場の「ねぷた」友好都市弘前市民 『北海道新聞』一九八三年七月一五日北海道新聞社許諾斜里で伝統披露へ(北海道立図書館所蔵)八雲山車行列のルーツ斜里ねぷた第1部 社会・文化 第9章 まつり13 14 596

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