横路、橋本知事も參加第一回よさこいソーラン祭り協賛の学生フォーラム(同祭り実行委、北海道新聞社など主催)が一四日、札幌・豊平区の北海学園大で開かれ、横路知事や橋本大二郎・高知県知事と学生たちの熱のこもった話し合いに、約三〇〇人の聴衆たちが耳を傾けた。祭りの企画、運営に当たってきた北大など札幌市内をはじめ東京の大学生たちが、郷土の活性化のために何をしたらよいかを考えるために開催した。第一部の対談では、初対面の両知事が互いの初印象を語り合うなどした。橋本知事は、北海道の印象にも触れ、「これまで何回も来ているが、とにかく広さを実感する」と話していた。第二部では、両知事と学生たち六人、さらに祭り実行委の学生たちの顧問である伊藤亜人・東大教養学部教授が加わっての意見交換が行われた。学生たちの活動に対して行政として何が可能か、との学生からの問いに橋本知事は「行政の基本姿勢は新しい試みを『断る』こと。しかし、特殊な理屈が付けば、行政も応援する」と学生たちに行政の援助を引き出すことを訴えた。また横路知事は上川管内剣淵町の絵本の里づくりの例を挙げ、道内の地域活性化について説明した。 【名寄】一本化なった名寄の夏のイベントの名称が「てっし名寄まつり」に決まった。道北地方を流れる天塩川のイメージを生かし、天塩川がアイヌ語の「テッシ・オ・ペツ」に由来していることから、その名前を取り入れたもの。十七日午後六時三十分から名寄商工会館で同まつり実行委員会の企画委員会が開かれ、全国各地からの二百十三点の応募名称について協議、選考した。「てっし名寄まつり」に〔(七月一九日付記事〕全国から二一三点の応募夏のイベント一本化で新名称『名寄新聞』一九九六年七月一九日、八月一日編者注)一本化したなよろの夏まつり 第1部 社会・文化 第9章 まつり18 602
元のページ ../index.html#618