北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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資料17は、筆者が過去にコミュニティFM局の全道調査として実施したもののうち、全国第一号として、一九九二資料19は、岩見沢市の「FMはまなす」と滝川市の「FMコミュニティFM放送とは、電波行政の規制緩和の流れを受けて一九九二(平成四)年に制度化された超短波放送(FM)用周波数を使用する放送で、当初は原則として基礎自治体単位(政令指定都市は区単位)で免許が認可された。広大な面積を有する北海道では、自治体の範囲でラジオ放送を行う意義は大きく、開局が相次いだ。年に開局した函館市の「FMいるか」の社長(当時)に対するインタビューの冒頭部分を書きとめたものである。制度制定の年に開局できた理由や第一号としての苦労について知ることができる。資料18は、「FMねむろ」(一九九九年開局)の開局を報じた地元新聞の記事で、「地域密着で愛される放送局」や「市民参加型の番組づくり」という抱負が語られている。コミュニティFM放送局の中には、正規の職員以外に、市民サポーターが関わることを重視している放送局もある。画・実施したシンポジウムの実施要綱である。そこからは、両局の運営において放送サポーターが大きな役割を果たしていること、放送サポーター同士で協力体制を築いていることが分かる。【主な参考文献】北海道の出版文化史編集委員会編『北海道の出版文化史 ター、二〇〇八年。北海道立図書館北方資料部編『北海道地方新聞所在目録 九年。住民図書館編『ミニコミ総目録』平凡社、一九九二年。日本電信電話株式会社電話帳事業部(一九九六年度版以降、NTT全国タウン誌フェスティバル事務局)編『全国タウン誌ガイド』日本電信電話株式会社電話帳事業部、一九八五年~九四年版、一九九五年度~九八年度版。'   GSky」の放送サポーターとスタッフが中心になって企幕末から昭和まで』北海道出版企画セン改訂第二版』北海道立図書館、二〇〇第六節 コミュニティFM放送局の広がり611解 説

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