北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
630/1232

れてある限り楽しい音楽でも、ニユースでも聴けるのである。資料一有線放送施設の長所と欠点長 一、電化されない地帯にも一般ラジオ受信機と同様に聴取することができる。二、一般受信機を購入するより経済的である。(直流受信機、遠距離用の受信機を対象とする)=例、直流受信機四球で八、〇〇〇円~一〇、〇〇〇円であり尚月約三〇〇円の電池代が必要。有線ラジオは二、五〇〇円~五、〇〇〇円三、故障が少い。四、村の出来事や必要事項をマイクを通じて放送連絡出来る。五、電化されている地帯であつて、電圧の降下並に放送局より遠隔の地で並級受信機で感度不良により受信困難な場合でも、有線放送施設は増幅器の出力が欠 一、各加入者は希望の放送波を聴取することが不可能二、有線のため線路の保修を考慮しなければならない。資料二施設経費の概要又農家の稠密度の高い程負担率は低くなる。即ち必要とする経費の大半は電線代金である。従つて線路選定を十分考慮することが必要となる。格)〈中略〉大きいので、加入者は良好な感度で聴取出来る。である。施設は利用戸数が多い程一戸平均の負担金は少い、次に施設の一例を示す。(但昭和二十四年当時の価利 用 戸 数 三〇〇戸農家の平均距離 五〇〇米~七〇〇米一戸平均負担金 三、八〇〇円~四、〇〇〇円(国立国会図書館所蔵)614  所点第1部 社会・文化 第10章 地域からの情報発信

元のページ  ../index.html#630

このブックを見る