ミナト根室の真値)を世界に再度発揚する機も到来、更に又千島方面漁業区問題の有利なる展開を約されつゝある秋、吾等に課せられた使命の重責を痛感すると共に今後の飛躍的発展を期する次第であり、その第一行程として資材難を克服八ポイント活字の入手を見、七段制を使用して紙面の改善を図ると共に近く優秀なる印刷機設備の見透しのついた事は将来の進展を如実に物語るものであり地方版として辱しからぬ紙面を諸賢に配達し得ることを信じる次第であります、「日に新た」すべて尖端を行く者の言葉を踏み従来の町民各位の御支援に対する感謝をもつて邁進することを約し、百号を迎えた佳き日に今後の絶大なる御後援を仰ぐ次第であります(価カ『日刊宗谷』(『プランゲ文庫(新聞)』所収)(北海道立図書館所蔵)一九四八年一一月一日 「知りたい」「知らせたい」この二つの望みから新聞が生れたのだといいます、処が今では「ぜひ知りたいこと」「ぜひ知らせたいこと」があまりにも多くなつて新聞はもはや私達の日常生活から、切はなすことの出来ないものの一つになりました。従つて郷土には郷土の出来ごとを、最大もらさずおしらせする新聞が必要です、ひるがえつて宗谷及その近接地方の現状をみますと一 る新魚田(すなわち武蔵堆其他 一 一 に露天掘開始一 一 創刊のことば将来の国立公えんを約される利尻、礼文両島をめぐ天塩、遠別地方の大油田の開発及豊富温せん郷の建埋蔵量無尽蔵の天北炭田の開発(北見線小石はすで増幌原野の農耕地開拓北見えん岸より枝幸にいたるオホーツク海魚田の開社長 時雨 音羽 の開発4 日刊宗谷の「創刊のことば」618設発第1部 社会・文化 第10章 地域からの情報発信
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