北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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穂別町営テレビ 町政を茶の間でキヤッチ穂別町営テレビ放送局が、全道各市町村に先がけて開局します。社会教育を中心に、町のお知らせや広報も取り入れ、はじめは穂別市街にある共同聴視施設を利用しますが、ゆくゆくは全町へ流す計画。 「家庭にいて町のようすがわかり、時代にあった事業。」と町民の関心はすこぶる高い。五月上旬に施設を設置し、早ければ下旬には放送開始の予定となっています。穂別町『広報ほべつ』一四二号一九七二年五月五月放送開始本町は、管内でも一番面積が広く、おまけに山間へき地でなにをやるにも不便。いまや情報化時代といわれ、ほとんどの家庭にテレビがあります。そこで考えついたのがテレビによる社会教育。しかし、これには多額の費用が必要。たまたま穂別は、テレビの難視聴地域で、穂別市街では、早くから共同聴視施設を利用していました。豊田、福山地区にも、NHKが共聴施設を設置し、他地域にも順次整備の予定。この施設を利用すると、家庭にいて見られることになり大変便利。この町営放送局は、HKSTV(穂別町社会教育テレビ)と呼ばれ、青少年会館に放送局をおきます。チャンネルは、あいているもののうちどれにするか現在査討中。直接の放送は穂別市街だけですが、他の地域には、ビ        す。将来は共同聴視施設でテレビを見ている全家庭に放デオ録画して集会などを利用し、巡回してみてもらいま送する考えを持っています。まず穂別市街から第三節 農村型ケーブルテレビ(CATV)の登場5 穂別町営の穂別町社会教育テレビ620第1部 社会・文化 第10章 地域からの情報発信

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