サインは「JOZZ1AL―FM」。周波数は76・3メガヘルツ。午前中に市内で初となる放送事業の成功を期して神事を行ったあと、午前十一時五十七分から野村満弘社長が事務所内に集まった約三十人の関係者を前に挨拶。正午に一條弘道助役、大橋啓吾根室郵便局長の三人で「オンエアー」のスイッチを押して、本放送を開始した。平成八年秋に有志四人の勉強会からスタートして、三年余で地域に放送メディアを開局する夢を実現した関係者からは、「バンザーイ」も上がった。開局記念番組を担当したのは久門美穂さんと村上咲子' を与え、根室で生活することに誇りと希望を感じられるさんの二人のパーソナリティー。「はじめましてFMねむろです」の第一声に続いて、自己紹介して番組に入った。記念すべき一曲目に「ホワイトクリスマス」を流したあと、野村社長が放送を通じて「市民一人一人に感動街おこしのお手伝いをしたい。毎日の放送を通じ、市民だれもが参加でき、楽しめるような番組づくりを心がけ、 市民に愛され地域の共有財産となる放送局を目指します」と挨拶。FMねむろは一月一日まで開局記念と年越しの特別編成で放送したあと、三日から通常放送に入る。七人のパーソナリティーが交替で番組を担当する。一九九二年一二月、全国の先駆けとしてこの北海道函〈中略〉〔放送サポーター&スタッフシンポジウム実行委員会〕「全道コミュニティFМ放送サポーター&スタッフシンポジウムの概要について(実施要綱)」〔二〇〇二年一一月二日〕1 コミュニティFM放送への流れとFMはまなすからGskyへと(概要)(北海道から全国へそして空知)(北海道立図書館所蔵)放送サポーター&スタッフシンポジウムの開催646第1部 社会・文化 第10章 地域からの情報発信19
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