これからの食生活……頭で食べる料理を健康な毎日をおくるためには、嗜好の変化や、食生活の洋風化に合わせながら、栄養の内容をよく考えて、食生活の向上改善に努力したいものです。食生活のバロメーターだけで、簡単に考えてみますと、卵一コと牛乳一本をふやし、緑黄野菜を倍量(一〇〇g)にすると、ゆがみはただされます。そしてその金額は、菓子・果物・飲料の嗜好品を減らしてまわせば、計算の上では問題が解決されます。しかし、数字にあらわ食生活の洋風化北海道消費者協会『くらしのハンドブック第3集』一九六六年れないいろいろな問題もありますので、これからの食生活の考え方を、順を追って考えてみましょう。1 質については今後の問題です。① ② 〈中略〉カロリーを、蛋白質・脂肪から多くとりましょう。カロリー不足は、昭和三十九年に解消しましたが、穀類は、控え目にしましょう。・私たちは、カロリーの大部分を、米を主とする穀類で摂っております。米がおいしくて安いことや、長い習慣によるものと思われますが、年々すこしずつ減ってきている傾向を強めたいものです。いも類を、おすすめします……道産じゃがいもを食べましょう・カロリー源になるものは、澱粉・脂肪・糖類すべて酸性食品が多く、いも類だけがアルカリ性食品です。・道産じゃがいもを、一日、卵大二コ(一〇〇g)ぐらいは食べたいものです。第二節 食生活の洋風化、多様化3 これからの食生活666第1部 社会・文化 第11章 食文化・住文化【食文化】 (1)
元のページ ../index.html#682