北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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③ 油脂を多くとりましょう。含水炭素・蛋白質の二倍以上のカロリーがでます。量がすくなくて、消化器によけいな負担をかけないわけです。④ 砂糖は、味つけ程度にしたいものです。・太り過ぎが多い最近、砂糖の摂りすぎは問題になっており、酸過多症の原因にもなっています。動脈硬化の多い国は、脂肪とともに砂糖の消費も多く、これにも原因があるのではないかといわれております。・幼児の場合も、食事にさしつかえないように与える程度、何も食べられない病人とか運動したり疲れたりした後など特別な場合を除き、砂糖でカロリーをとることはさけたいものです。・特に、老人は食べすぎないようにしましょう。2 蛋白質は、質を考えましょう。蛋白質不足も、昭和三十九年には解消したようですが、血や肉になる優れた蛋白質を、もっと多く摂りたいものです。う。期の小・中・高校生の食事は、特に良質の蛋白質が必要です。① ②       蛋白質の表〈略〉を参考に、食品をみなおしましょ胎児の発育をになう妊産婦・発育途上の幼児・成長毎日、卵一コ・牛乳一本・魚介類・肉類・大豆およびその製品を食べさせるようにしましょう。安くてすばらしい、大豆蛋白古来、生ぐさものを断っていた僧侶の、血や肉をつくったのは、米と大豆の蛋白質です。・畑の肉といわれ、リジン・トリプトファンに富み含硫アミノ酸がやや少なく、動物性食品とともに摂ると効率がよくなります。・大豆そのものは、消化の悪い食品ですが味噌・豆腐・納豆などの加工食品は、消化しやすくなっています。・農村では、できるだけ、自家製の味噌を甘味にし667第2節 食生活の洋風化、多様化

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