北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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〈中略〉すが、油とともに摂ると、吸収がよくなります。・ピーマン・人じん・南瓜・青菜などを一日一〇〇gぐらいは食べたいものです。・栄養の宝庫〝レバー〟をおすすめします。・食品中、もっとも多くAを含み、殊に豚のレバーは、牛の二倍もあり、一食七〇gを一週間二回食べると、必要量を満たして余りある程です。したがって、緑黄野菜が少なくても、その他の野菜果物でおぎなえるわけです。6 ビタミンB1を米飯と比例して摂りましょう。・糖の代謝に必要なB1ですから、澱粉質を多く摂るにつれて、必要量も増します。米のB1は、精白、水洗い、加熱によって少なくなります。また、収穫直後から約一年の貯蔵期間に、三分の二から三分の一ぐらいまで減ります。土用をすぎると急に減少します。この傾向は、じゃがいもの場合も似ています。・強化米で補ないましょう。・強化米は米を、ビタミンB1溶液につけ、内部にしみ・水洗いしても、B1は流れ出ません。六〇℃から八〇・強化麦の場合は、米の二割くらいまで混ぜられます。7 で、レバー・卵黄・粉乳などを正しく摂れば充分です。こませた後、表面を糊化し乾燥させております。℃になって、はじめて流れ出し白米二〇〇に、強化米一の割合で使用すればよく、一㎏に五gとなります。ビタミンB2も補給しましょう。これも足りませんが、動物性食品に含まれているの(北海道立図書館所蔵)669第2節 食生活の洋風化、多様化 

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