振興対策事業(案)ハスカップ生産 勇払から千歳にかけ自生しているハスカップを千歳市の特産に育てあげ地域農業の生産及び農家経済の向上と安定を図るため昭和五一年から栽培を開始して現在では四〇戸でおよそ八haの作付をしておりますが育種及び栽培技術、栽培環境の整備等が立ち遅れているのでハスカップ生産者にとってまだ採算ベースに乗っていない状況下にあります。しかしハスカップを取り巻く環境は栽培当初から見る 営協議会の事業運営及び関係機関の指導によつてかなりと生産者個々の努力は勿論であるが、ハスカップの里運道産素材を用いた新規嗜好品の展開千歳市農業協同組合ハスカップの里運営協議会「第5回ハスカップの里運営協議会定期総会」一九八三年変って来ており、その中でハスカップに対する需要面では当組合サイドに於いては着々と商品化が進められており昭和五六年から「ハスカップアイスクリーム」を発売しており昭和五八年からは「ハスカップシロップ」を発売する予定に成っております。さらに菓子類の原材料として苫小牧の「三星」、当市「もりもと」等、市内外の製造流通及び商業界から大変需給要請が高く成つております。又ハスカップの生産に対して他市町でも注目しており苫小牧、厚真、美唄、富良野、江別等に於いても栽培され始め生産増を目指しております。そこで当地はハスカップの原産地であり先進産地として生産基盤並びに特産物としての銘柄を早期に確立するため次の通りハスカップ生産振興対策事業を推進して参りたい。2 ハスカップは非常に栄養価が高いとされておりますが〈中略〉ハスカップ商品化対策事業6 ハスカップを活用した商品開発672第1部 社会・文化 第11章 食文化・住文化【食文化】(3)
元のページ ../index.html#688