〈中略〉〈中略〉僕はやっぱり素材ももちろん道産をなるべく使いたいっていうところがあるんで。冷食〔(冷凍食品〕とかは入れないですし、道産の旬のものをなるべく使っていきたい。スープとスパイスと具材のバランスっていう、やっぱり自分が一番大事にするのはそういうバランスですかね。だから、スープを飲んで野菜を食べてご飯を食べて交互に、和食のようにちゃんと箸が渡るようにして食べてもらえれば、前に食べた味を引きずりながら食べるから、じゃがいもの揚げた香ばしさを感じながらスープを飲むから美味しいと思うんですよね。聞き手 ハウス〔(食品メーカー名〕と出した「匠」〔(カレールーの商品名〕ですが、あれをつくられるきっかけは?井手氏 厳密に言うと、〔(当時、札幌支社の〕日原さん編者注)編者注)編者注)編者注)〈中略〉僕もそのころも、家庭用の教室とかも始〈中略〉今思えばあの当時よく声をかけてくたなという方が単身赴任でまだ北海道にいる頃だったので、閉店間際に来られて、で逆に言うとその時間に来てくれたのが僕もゆっくり話せたので。まっていたんで、その家庭に落とし込むっていうところではやっぱりハウスさんと意見が一致したといいますか。大阪のお好み焼きはやっぱり家でも外でも食べていて、本当に大阪の食文化だなと思って、札幌はまだスープカレーは外食だけだったから、そういう意味では、本当の札幌の食文化としては、ちょっとなと思うところがあったんです。〈中略〉〔料理〕教室とかできたらいいなっていうとこで、当時、北電さんが声かけてくれて。と思うんですが、二〇〇二年ぐらい。ハウスさんからお話もらったのが二〇〇三年ですよね。それから発売は二〇〇五年で。この二年間ずっとキャッチボールしていて。 684第1部 社会・文化 第11章 食文化・住文化【食文化】
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