北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
757/1232

 〔〕- -   一九九九北海道初本格的レジデンス・プログラム一九九九年度から札幌市内の美術関(者有志(ギャラリスト、美術館学芸員、まちづくり関係者、デザイナーなど)によるレジデンス実行委員会が組織される。北海道内では唯一文化庁の助成を受けて事業が始まった。事業内容は、国内外の有望な若手芸術家のための制作環境の提供と滞在支援を柱に五年計画とし、初年度はCAI現代芸術研究所内の一部屋を使用して事務局としたが、事札幌アーティスト・イン・レジデンスの活動20032004』二〇〇四年札幌アーティスト・イン・レジデンス実行委員会『SAPPOROARTIST I務机一つから出発。一九九九年度の招聘作家の選出は、海外留学または滞在経験者・知人の中から推薦してもらったが、招聘作家に対してどの程度の環境を提供すれば良いのかさえ分からず、模索しながらの選考だった。ほどなく最初の招聘アーティスト:アンカ・デッシンを迎える。ビザの問題、ことばの問題など様々な壁に遭遇。彼女はその後、ヨーロッパのアートエージェントのようにいろいろとに協力していくこととなった。また、札幌アリアンス・フランセーズはフランス文化大使のエマニュエル・ドゥ・モガンゾンらをシンポジウムに招く協力を申し出てくれた。レジデンス先進国からきた彼女はレジデンスの歴史や知識を惜しみなく教授してくれる。招聘作家は六ヵ国七名アンカ・デッシン(ドイツ)メトード・フルーリッツ(スロベニア)チュウ・ジージェ/邸志傑(中国)一九九九~二〇〇二年までの活動NRESIDENCESAIR係脱カ)ARCHIVES 1999-2002第3節 現代美術展の国際化741(2) 11 

元のページ  ../index.html#757

このブックを見る