北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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4 配給の実際『北見新聞』(『プランゲ文庫(新聞)』所収)けで貢献するところは尠からざるものと思ふ。と。刻下の現状は政府が何とか云つても何もならずそれは結局国民各個の自立的な手の中にあること、それがこれで明瞭に観取されるのである。市役所のしらせ〔(九月四日付記事〕衣料品小売店の投票ならびに衣料切符交付、鮮魚介小売店舗の再登録を六、七、八日の三日間行いますから、左記の事項によりもれなく御投票登録下さい。一、衣料品小売店の投票は消費者一人一票とし世帯構成員中の一人がこれを代表し希望の小売店を投票します(無記名投票とす)。この場合世帯員以外の代理行為を編者注)(北海道立図書館所蔵)一九四七年九月四日、一〇月一〇日認めません。なお北見市以外、美幌町、津別町、端野村、訓子府村、相内村、佐呂間村、常呂村の各町村の申請店にも投票できるが投票所は必らず北見市長の指定した投票場で行うこと。また衣料切符の交付は投票当日投票場において交付するが紛失の場合でも絶対に再交付しません。二、鮮魚小売店の再登録は衣料品小売店投票の際登録票を交付しますから世帯主の氏名住所を記載して下さい。三、注意事項としては投票日には配給通帳と印鑑をけい行してなるたけ世帯主々婦又は成年者の投票をお願いします。又当日やむを得ざる事由でとう票切符の交付再登ろくのできなかつた方は十月十日以後市経済課まで通帳印かん持参の上手続して下さい。   補修用建具(フスマ障子窓枠等)五四三点を左記の順位により配給しますから希望者は土木課まで申請書を提出下さい。一 〈中略〉戦災者、引揚者の住宅施設60第1部 社会・文化 第1章 終戦直後の混乱と生活

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