2 第四四回国民体育大会・はまなす国体なお登山は大雪山の気候状態が八月下旬行うことは危険が伴うので七月下旬ヨツトと一緒に夏季大会として行い秋季大会は八月下旬に行う。また水泳については今月末の道の確答をまつて決定することにした。第九回国体北海道開催確定を早く決める必要があるので道知事および開催地市長の確認書に基き確定の権限を常任委員会に一任した。君よ今、北の大地の風となれ―六四年はまなす国体の成功を目指して―北海道生活環境部 北海道生活環境部国民体育大会事務局『君よ今、北の大地の風となれ―64年はまなす国体の成功を目指して―』一九八六年国民体育大会事務局 (北海道立図書館所蔵)去る七月九日、(財)日本体育協会理事会において昭和六十四年に開かれる第四十四回国民体育大会の開催地として北海道が正式に決定され、その席で、同協会福永健司会長から横路知事に決定通知書が手渡された。四十九年一月に二巡目国体の早期開催の誘致活動をはじめて以来、十余年の歳月を経ての開催決定である。 冬季大会以外の本道開催は、昭和二十九年の第九回大会以来で三十五年振りのことであり、冬・夏・秋の全季にわたって行われる「完全国体」は、本道でははじめて(青森、長野、群馬の各県で開催)の開催で、しかも国体史上最大規模のものとなる。二 1 〈中略〉第四十四回大会―はまなす国体開催の方針と意義第四十四回大会は、「道民の北方風土に根ざしたたくましさと自由かっ達な気風を一層発揚するため、全道民の総力を結集し、四季の変化に富んだ美しい大自然を生かした特色ある北海道国体として開催す772第1部 社会・文化 第13章 スポーツ
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