地の釧路町で、大会のメーンボランティアが子供たちの手に委ねられる。障害者と若者に触れ合いの場をという町の企画で、準備、応援、会場設営、受付、競技進行の補助などのボランティアを、小学生から高校までのべ千人を超える子供たちの協力を得て行う。管内一若い町「釧路町」を支える若者たちが、道内八チーム六十六人の車椅子の選手たちとともに大会を盛り上げる。交流と友情深めよう〔(七月四日付記事〕各地から一二九七人、道障害者スポーツ大会釧路で開会式 釧路管内十市町村、十五会場を舞台とする第三十七回「北海道障害者スポーツ大会」開会式が三日、釧路市鳥取ドームで開かれ、障害を乗り超え、交流と友情を深める大会とする事が誓われた。複数の市町村を会場とする広域開催方式は昨年の旭川大会に続き二回目。 開会式には約千二百人が参加。釧路聴力障害者協会蝦夷太鼓の太鼓が開会を告げると、釧路北陽高校吹奏楽部編者注)きょう管内一五会場で競技の演奏に合わせ、緑ケ岡高校生徒が持つプラカードを先頭に各支庁チームごとの選手が関係者や市民らの拍手に迎えられ入場。綿貫健輔大会長が「障害のある人もない人も手を取り合って友情を深め、思い出深い大会にしてほしい」とあいさつを述べ、続いて堀達也知事の代理として真田俊一副知事が祝辞を、また管内九町村を代表し釧路支庁管内町村会の錠者和三郎会長が歓迎の言葉を述べた。続いて、釧路市民選手団代表の藤原進さん(四九)=陸上、丹頂の園=と、山田和紀さん(一九)=フライングディスク、はしどい学園=が「雄大な釧路湿原のもと練習の成果を十分に発揮して力一杯競技するとともに、仲間との交流と友情を深めることを誓います」と宣誓し、全道から千二百九十七人の選手が集結する大会の幕を開けた。競技は四日、管内十市町村で行われ、選手関係者、ボランティア合わせて約四千七百人が参加する。(北海道立図書館所蔵)775第1節 国際・国内・道内のビッグイベント
元のページ ../index.html#791