8 ゲートボール生誕の地(芽室町)〈一九七四年〉芽室町ゲートボール 全世界に広まったゲートボール。故鈴木和伸氏のご冥福をお祈りいたします。昭和二十二年秋に芽室町の窪地で子ども達を集めてゲートボールで遊んだ日から七十年が経ちました。創始者の思いを受け継いだ芽室町と芽室町ゲートボール推進協議会で記念事業に取り組み、また、記念報告書が発刊されますことを心よりお祝い申し上げます。七十年前、戦後間もないころ故鈴木栄治氏(後に和伸と改名)は、本人の生活も大変な時期に、子ども達が外芽室町ゲートボール推進協議会『ゲートボール生誕70年記念誌』二〇一八年生誕七十年記念を祝して芽室町観光物産協会 会長 で遊ばない、遊ぶ道具もない、でも空き地はある。そんな状況の中で、新しい子ども向けゲームの考案に乗り出しました。何か手軽な道具はないかと、試行錯誤を繰り返し、周りから変人扱いされるぐらい、時間もお金もつぎ込んで、ゲートボールと言う遊びを完成させました。子ども達が手軽にできるスポーツであるが故に、大人、高齢者にとっても楽しく健康的なスポーツであります。このゲームが世界中に広がり、今日、世界中に多種多鈴木健充様なスポーツがありますが、同じフィールドの中で老若男女すべての人がプレーできるスポーツはゲートボールだけではないでしょうか。芽室町においてゲートボールは、一つの単なるスポーツ競技ではありません。その発祥の地として全国、海外にも芽室町の名を馳せております。創始者の志を礎に貴協議会が芽室町の中心となって活動して頂いておりますことに、深く感謝申し上げます。特にゲートボールを通じての青少年の育成事業は、創始者の七十年前の発想を受け継ぐものであります。また、第四節 市民スポーツの広がり781第4節 市民スポーツの広がり
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