北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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カーリング(常呂町)競技において、昭和五十九年度、倶知安町で伊藤直人君(東海第四高校)が初優勝、昭和六十年度、小樽市で岡部孝信君(駒大岩見沢高校)が優勝(二連覇)、昭和六十一年度、七飯町で葛西紀明君が優勝(三連覇)、そして今年度、名寄市で葛西君が二連勝し、見事に下川中学校は四連覇を達成しました。この大会、一校で四連覇の記録は初の快挙と思われ、またこの十年のあいだ上川管内で純飛躍競技を7年制覇している事も素晴らしい記録です。ジャンパーの登竜門(ジュニア選手権)冷静に、自分のジャンプをそして、現在オーストリアで開催されている、ノルデイック・ジュニア世界選手権に日本代表として岡部孝信君(駒大岩見沢高校)と葛西君が選ばれ遠征しています。昨年の伊藤直人君(東海第四高校)に続き二年連続で、しかも下川町出身者が二名と、彼らの活躍が期待されます。〈中略〉このノルデイック・ジュニア世界選手権は、世界のジャンパーの登竜門と言われています。この選手権を制した者は、世界を制すとも言われる大会で、現在世界のトップジャンパーの殆んどがこの大会で活躍した選手ばかり、現にフィンランドのマッチ・ニッカネンもその一人です。海外の大会は日本と違い、観客が黒山のように集まり、一本一本のジャンプに歓声がどっと湧き、ジャンプ台全体がお祭り騒ぎです。海外遠征を経験した選手によると、スタート台にたち英語、ドイツ語で名前をコールされると頭の中が熱くなるそうです。この時どの程度冷静に自分のジャンプができるかが、結果につながるのですが、彼ら二人の大胆な飛躍を期待しています。初の国体 デモ行事 常呂町『広報ところ』№三五五 カーリング大成功(北海道立図書館所蔵)一九八九年三月78310 第4節 市民スポーツの広がり   

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