北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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アイスストッカー(広尾町)手、監督のチームワーク、そして何よりも雪合戦をしていなければ、とうてい知り合うことのない他人同士が、同じ目標に向かって感動し合えるというすばらしさを体験し、私自身も感動を覚えました。カーリングの知名度がまだ低かった頃、私の知人は「今からなら、オリンピックを狙える。」と、練習をしていました。つい先日の長野オリンピックで、審判という形ではあったけれど、彼はオリンピックの舞台で活躍していました。昭和新山国際雪合戦の目標の一つは、オリンピック正式種目になることだと聞いています。何年か後、テレビでオリンピックが放映されたとき、「私ね、第一〇回大会の時、町の広報で『オリンピックは夢じゃないよ。』と書いたんだ。」と自慢げに話すときが、きっと来ると確信しています。(北海道立図書館所蔵) 【広尾=高久佳也】広尾生まれのウインタースポーツ・アイスストッカーの全道大会が来年一月十九日、広尾町野塚のシーサイドパーク特設リンクで開かれる。競技が誕生して十五年目で初めての全道大会で、関係者は普及拡大に期待を込める。町教委は道内二百十二市町村すべてに案内文書を送付するなどPRに力を入れている。アイスストッカーは、取っ手のついた石を目標目掛け   (高野)て氷上で滑らせ、得点を競う団体競技。四人一組でプレーすることやプレーのスタイルは長野五輪の公式競技となったカーリングに似ているが、中心点が移勤する点などルールはペタンクと類似している。「子供からお年寄広尾生まれのスポーツ 初の全道大会競技誕生から一五年目に実現各市町村に案内送付 『十勝毎日新聞』一九九六年一二月一六日アイスストッカー一月一九日78814 第1部 社会・文化 第13章 スポーツ

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